「墓の魚」の道化役者達の紹介・・・
ここではメインで歌っている歌い手(道化師)達を一部ご紹介します♪
◇赤足亀 Jabuti
力強い歌ラテン系の歌を歌う道化師。
赤足亀(ジャブチ)とは南米で食用にされるカメの事。
◇字余りの乞食 Clochard de enjambement
早口で皮肉をまくし立てる襤褸のタキシードを着た道化。
歌も歌うし、芝居の他、進行役も行う。
別名・「墓場の支配人」。
原語のアンジャンブマン(字余り)とは、オペラ用語で歌詞の言葉が節をまたぐ事。
◇仕立て屋 Sastra
だみ声で戯けた演技をする道化師。
仕立て屋は、昔の演劇の世界で狡い役を担っていた事からの名前。
◇ペンギン Don Pinguino
オペラ・テノールを歌うのんびりした道化師。
マンドリンを小道具として使う事が多い。
◇貽貝(ムール貝) Carroña de Mejillon
ハスキー声でフラメンコの重いカンテを朗々と歌う道化師。
◇会計士 Contadora
オペラ・ソプラノを歌う道化師。
厳格な宗教曲を歌う。
◇貧者の魂 L'âme du Pauvre
主に朗読、演技などを担当する道化師。
[貧民の魂]は、よく貧困が「墓の魚」の詩の題材にされる事からの名前。
◇概念の形骸 Le charnier de Notion
オペラ・ソプラノを歌う道化師。
Charnierは、[積み上げられた死体]の事を指す。
◇錆びた釘 Clavo oxidado
哲学的な長台詞などを担当する演技専門の道化師。
